グアム日本人会ホームへ 会員の広場
日本人会ニュースグアム日本人会年間活動・行事紹介秋祭りクラス・同好会・サークル活動紹介
日本人学校・補習授業校図書室からコラム・暮らしのページ総領事館からのお知らせ会員の広場リンク


恋人岬の主人公その後の伝説秘話  Story by Ken Haga
リティディアン海岸に秘められた神秘の洞窟跡
(Ritidian & Two Lovers Cave)
1月/01

グアムに伝わる伝説やお伽話は壮大で幻想的ではあるが、余りにも現実味からかけ離れているのが特徴である。
その中で現実的かつ現代的なテーマを未だに持ち続け、多くの人々の胸をキュンとさせているのが「恋人岬」物語の主人公達である。
叶わぬ結婚に絶望した二人がお互いの髪を結び断崖から飛び下りる話は、世界中何処にでも在る心中物に似ているから共感を呼ぶのだろう。その主人公の二人が実は飛び下りた後も生存していたらしい、というまことしやかな仮説につられてその跡地を見に行く事にした。

神秘の洞窟跡へ行くにはグアム北部のリティディアン岬から海岸伝いに南下するのが一番わかりやすい。
このリティディアン海岸はグアムでは珍しく、アメリカの自然動物観察保護区域に指定され管理されている。従って公園(閉園時間は午後5時なので注意)内は目立たぬようにクリーンアップされている。
この公園には古代チャモロ村跡があるし、またウミガメの産卵地帯として保護区域があり、海岸は美しい白浜が続いていて遠浅の海はコバルトブルー色に輝く、正に理想的な海岸地帯である。
ここで軍人ファミリーの多くがビーチリラクスゼーションしているのもうなずける。とても快適なのだ。
この海岸を南下する。極微細な白砂に足をとられながら40分も歩いていく内に左陸棚に現地の人が経営している観光客用の大がかりな休憩施設が見えてくる。それまで周囲に何もないから何となく救いになる。
やがて行く手を岸壁に阻まれる。この岸壁の下をくぐるようにしながら腰元まで海水に浸かりつつ壁に沿って先を急ぐと猫の額ほどの瀟洒な浜辺に出る。
うち寄せる荒々しい波から逃れるように岩壁を張り付く様に歩いてこの浜辺に行き着くから、それまでの苦しかった浜辺の歩行を思い出し、人を寄せつけぬ程の高波をくぐり抜けて来た事を思うとまるでそこが楽園のように見えてくる。

この浜辺のやや先を進み、左手のジャングルを分け入った所に厚さ25cmばかりの石の板で出来たラッテ・ストーンが散在している場所に遭遇する。その高さおよそ1m50cm、幅は1m弱。
石板の上にあるはずのサンゴで出来た頭部があちらこちらに散在する。
このラッテストーンの石柱群は周辺に4〜5体も在り、1体の石柱が8本建てとなっているので『これはかなり珍しい物である』とナビゲーター役のマークがいう。
もっとも私にとって、石板のラッテストーンそのものが初めてなので珍しづくしだ。このコースの目玉なので決して見逃さない事。

この古代のチャモロ村からさらに歩くと、海岸に突き出た岸壁があり再び行く手を阻んでいる。
とげとげしたライムストーンの岩場に気をつけながら再び岸壁の周囲を波に足を取られないように張り付きながら進む。
と、その岸壁のあちら側がさらに岸壁となっており、その中間の砂州のような場所の壁際に大きな洞穴と洞窟がある。開口穴は幅およそ3m程で高さ2m、深さは7m内外、さらに奥ばった所が窟内にあり、そこだけがサラサラとした砂地になっており、ベッドみたいになっていて居心地が良い。
ここがあの「恋人岬」から飛び下りた二人がしばらく身を隠した、という秘密の場所だ。

塩と砂でぐっしょりとなった身体を休める為に仲間達が洞窟のあちこちに座り込みしばらく休憩をとる。
穴内から見渡すフィリッピン海は雨期シーズンの所為か天気晴朗なれど波高く、窟内には涼やかな微風が間断なく肌をよぎる。持参した半冷凍の真水を咽に通しているとすぐそこに、あの二人がひっそりと肩を寄せ合い彼方の海をみつめているような気がした。なんともロマンチックなコースなのである。

前へ 次へ



会員の広場トップへ戻る


グアム日本人会ホームへ
ホームへ戻る



日本人会ニュース | グアム日本人会について | 年間活動・行事紹介 | 秋祭り | クラス・同好会・サークル活動紹介 |
日本人学校・補習授業校 | 図書室から | コラム・暮らしのページ | 総領事館からのお知らせ | 会員の広場 | リンク



Designed by Ko'Ko' Planning & Co.

Copyright © 2000-2008 JAPAN CLUB of GUAM, All Rights Reserved.