グアム日本人会ホームへ 会員の広場
日本人会ニュースグアム日本人会年間活動・行事紹介秋祭りクラス・同好会・サークル活動紹介
日本人学校・補習授業校図書室からコラム・暮らしのページ総領事館からのお知らせ会員の広場リンク


「グアム秘境紀行(その2)」 ケン・芳賀
12月/00

 グアムの最大の魅力は島の内陸部のジャングルや山々、人が立ち入らない海岸線にある。折角グアムに居ながら、また、日本から親戚友人達が遊びに来ているのに、このグアムならではの素晴らしい体験をできないのは実に勿体ないような気がするのだ。是非、歩き廻るのを億劫がらずにグアムの自然を満喫して頂きたい。

 登山にジャングル探検に滝と滝つぼプールにと、なんでも揃った手軽なコース、
シュローダー山&プリーストプール(Mt. Schroeder & Priests Pools)
(難度☆☆☆) 5時間(休憩を含む) 水2リットル、水着持参のこと


 場所はメリッソにある。村役場付近で車を置いてそこから山頂目指して進む。かなり勾配のきついジャングル道をよいしょ、よいしょと登っていく内に急に視界が開け、目の前が平坦でただ広い草原、そして目指すシュローダー山が遠くに姿を現わす。ここまでが約1/3の行程である。遠目にあっても結構近くに山があるので意外な気がする。この、大戦中のアメリカ軍人の名前から拝借した、というシュローダー山は柔らかい雑草に包まれていて、それは緑の衣を羽織ったように柔和でおっとりとして見える。美しい山成りである。

 山頂目指してさらに登る。足元は涼やかなのだが勾配がきつくて喘ぎながら登って行く。ようやく2/3程進んで後を振り返る。と、眼下に今来た道程の細長い道跡と周辺の雑木林、そして目を遥か遠くへ流すと海の向こうにココス島が見える。ココス島は海のあちら側に心細く横たわり、彼我の間を白い糸を吐き出すように波をけたてた遊覧船が走る。天気快晴、南国特有の大きく真っ白な雲が天上をゆったりと通過する。ココス島がまるで生きている島のように見える。太古の昔から全く変わらない情景だったのだろう。やはりグアムになくてはならない風景である。目を足元の方に転じると、仲間たちが登ってくる様がよく見える。山の稜線を伝ってみんな行儀よく一列に並んで「よいしょ、よいしょ」と登ってくる。その様が彼方の青い丘陵が背景と重なってまるで浮き絵のように見える。感動的な絵である。

 さして疲れぬ間に山頂に到着する。90分足らずの時間で此所まで来れる事に感嘆する。この山頂からの眺望、空気の美味さ、そして心地良い疲労感が90分足らずで手に入る。なんと簡単で安上がりなスポーツだろう。此所から眺めるとココス島が正面に見え、右手にウマタック村と湾、それにソレダット砦が小さく見渡せる。背景は大草原と山脈、それに山裾のジャングルと岩肌も露な崖が両手を広げた中にすっぽりと収まる。実に雄大な景勝だ。この風景こそコースの目玉である。私の脳裏にふと、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭シーンがよぎる。そう、まさにあの青い山々と丘陵、そしてそのただ広い草原で走り回る主人公。それに近い風景が此所にあるのだ。

 軽い昼食を終えて、目の前の坂道を降りて行く。大人の背丈以上に生茂ったカヤの中をくぐりぬけながら滑るように降りて行くとむっとした湿気の中に入り込む。ジャングルの中である。そしてそこをさらに降りて行くとラジオのアンテナを大空いっぱいに広げた広場へ出る。此所はもう民家近くなのだが、我々はさらにゆったりとした山道を下る。すると、山間の岩から流れ出た清水が一つの水流となり、やがて小さな滝になっているスポット、プリーストプールへ出る。疲労して熱く火照った身体を冷やすように、各々が勝手な格好で滝つぼへ飛び込む。流れに沿って幾つもある滝つぼだが、そのどれもこれもが幅およそ4メートル以上もあって、高さ3メートル位から飛び込んでもなんともない。水はお世辞にも透明度抜群とは言えないが結構冷えていて身体に気持ちいい。あちらこちらの滝から仲間の声がする。子供も大人もなく好きなだけ水遊びをする。登山、滝つぼプールにと一回で二つの楽しみが味わえるお手軽なコースだ。

次へ



会員の広場トップへ戻る


グアム日本人会ホームへ
ホームへ戻る



日本人会ニュース | グアム日本人会について | 年間活動・行事紹介 | 秋祭り | クラス・同好会・サークル活動紹介 |
日本人学校・補習授業校 | 図書室から | コラム・暮らしのページ | 総領事館からのお知らせ | 会員の広場 | リンク



Designed by Ko'Ko' Planning & Co.

Copyright © 2000-2008 JAPAN CLUB of GUAM, All Rights Reserved.