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<2008年4月>

4月23日はサン・ジョルディの日
サン・ジョルディの伝説



 昔々、カタルーニャと呼ばれる国(今のスペイン・カタロニア地方)がありました。その国には、地を駆け、空を飛び、海を泳ぎ、一息で森や作物を焼き尽くす事のできる獰猛な恐ろしいドラゴンがおり、住民達は怪物の怒りを鎮める為に、毎日一人ずつ生贄を捧げておりました。ある日、王様の娘が生贄になる順番が回ってきました。大勢の人がお姫様のことを思い、身代わりになることを申し出たのですが、王様はその申し出を受け入れず悲しみに心を引き裂かれそうになりながらも可愛い娘に残酷な運命を全うさせる他なかったのです。ところが、お姫様が餌食になろうとするその時、真っ白い駿馬に跨った一人の若い騎士が姿を現しました。彼こそがお姫様を救いにやって来た騎士サン・ジョルディだったのです。彼とドラゴンは激しく戦います、ドラゴンの強さは圧倒的で、厳しい戦況が続きました。しかし善は常に勝利を収めるもので、サン・ジョルディの手にした矢がドラゴンの心臓を貫き見事お姫様を救い出すことができたのです。溢れだしたドラゴンの血からは見たことのないほど美しい薔薇が咲き、サン・ジョルディはその中でももっとも美しい薔薇を永遠の愛のシンボルとしてお姫様に贈ったのです。

 それ以来カタルーニャの人々は毎年4月23日をサン・ジョルディの日とし男性が愛する女性に赤い薔薇を送り、女性は男性に本を贈るのが慣わしになっています。ちなみにこの日は「ドンキホーテ」の著者ミゲル・セルバンテスとシェークスピアの命日でもあり彼らを偲んで本の市が開かれるようになりました。

 日本でも4月23日は本を贈る、薔薇を贈る知的でロマンティックな習慣が密かなブームにもなっています。



150人に一人が自閉症、男子の発生率は女子の4倍


 自閉症(Autism)は社会性や他者とのコミュニケーション能力の発達が遅れる先天性の脳機能障害で、見たり、聞いたり、感じたりすることを普通の人たちと同じように理解することが出来ません。 自閉症は完治不可能な障害ですが、早期に発見し(3歳くらいまでに症状が現れる)、適切な指導を施すことによって著しい進歩が見られることが証明されています。日本では1000人に1〜2人と報告されていますが、アメリカでは150人に一人が自閉症と診断されています。発生率は圧倒的に男子に多く、女子の4倍で、父親が40歳以上の新生児は30歳以下の父親の新生児の約6倍と言う研究結果が発表されています。

 自閉症の顕著な症状は、
(1)言語の発達が遅い。
(2)人と視線が合わせられない。
(3)顔の表情・体の姿勢・身振り等が異常。
(4)友達とごっこ遊びが出来ない。
(5)特定の物や行動への異常な執着をみせる。
(6)耳で聞くよりも視覚に訴えたほうが認識しやすい。
などがあげられますが、症状は人によってかなり異なり、上記の特徴が当てはまらない場合もあります。

 子供に自閉症の疑いがある場合は、
(1)小児科 - 小児神経内科・遺伝科
(2)神経科 - 神経精神科
(3)精神科 - 精神神経科・児童精神科
などで診察してもらい、脳波や言語、行動、発達検査などのほか、絵画検査などにより診断してもらいます。また、正常知能の成人を対象にした検査で、自閉症スペクトラム指数(AQ)と呼ばれる自閉度(自閉症傾向)測定方法があり、自己回答方式で、自分の「自閉症傾向」を測ることができます。

 米国の首都ワシントンDCにAutism Society of Americaという自閉症協会があり、会員を募り、資金調達の運動を行っています。詳細はwww.autism-society.org またはファックス:301-657-0869まで。

ウッドレー節子 編集委員



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